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第74回日本ユネスコ運動全国大会in函館 ⑤

大会2日目


2日目は9時開場 
初めに北海道環境生活部文化局縄文世界遺産推進室の
阿部千春氏(函館市縄文文化交流センター初代館長)を迎えての
「縄文文化とレジリエンスと多様性」をテーマにした
特別講演が行われました。


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この中で1万年も続いた「縄文文化」について、決して穏やかな安定した
時代がつづいたのではなくて、度重なる気候変動や自然災害を乗り越え
生き抜いてきた1万年であったことを指摘。
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それを乗り越えられたのは、多様な自然資源と上手く向き合い
「全てのものに命があり、人間はその一員である」という
縄文社会が共有する価値観であったと考えると述べました。

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阿部千春氏

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縄文文化の概要と価値

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世界遺産の登録をめざす北海道・北東北の縄文遺跡群

地球という有容な器の中でサスティナブルな世界平和を実現するには
知識や技能的な側面だけではなく、その基礎となる
「自然に向かう謙虚な姿勢」
「全ての命を尊重する心」
の思考が大切であると訴えました。




パネルディスカッション



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北海道ユネスコ連絡協議会会長
大津和子北海道教育大学名誉教授をコーディネーターに
「広げよう平和・共生の心」
~北の大地から次世代へ~ を
テーマにパネルディスカッションが行われました。

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パネリスト左から
函館教育員会 辻俊行教育長
道庁文化局縄文世界遺産推進室 阿部千春特別研究員 
公益社団法人北海道アイヌ協会 加藤敬人函館アイヌ協会会長
北海道教育大学函館校 田中邦明教授


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辻俊行教育長はESDの概念を取り入れ小中高の教育に取り組んでいるが、
教育的見地からは共通性と独自性、地域に根差した特徴のある教育のいずれも大切。
また、北海道としては国に対してアイヌの人たちの歴史や文化に関する
学習や北方領土に関する記述を学習指導要領に載せようよう働きかけていると述べました。


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加藤敬人函館アイヌ協会会長は「北海道をアイヌに返せ!」とは言わないが、
明治政府による政策で長い間、アイヌ人は土地を取り上げられたり、
漁業や狩りが禁止されたり、いろいろな差別を受けてきた。
 しかし、1997年「アイヌ文化の振興並びにアイヌの伝統等に関する知識の
普及及び啓発に関する法律」の施行によって、ようやく1899年( 明治32)に制定された
「北海道旧土人保護法(旧土法)」とこれに関連する法律は廃止さた
歴史的経緯等を説明。さらなる先住民族アイヌの社会的地位の向上と
アイヌ文化振興のために努力したいと語りました。


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北海道教育大学函館校 田中邦明教授


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SDGs(持続可能な開発のための目標)
17ーGOALS

※世界が2016年から2030年までに達成すべき
17の環境や開発に関する国際目標。



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北海道教育大学函館校 田中邦明教授
2007年から渡島大沼の富栄養化による水質環境問題に
ESD(SDGs17)のアプローチを導入て
毎年、渡島大沼青年環境サミットを開催している。
この中で高校生らの発案した多彩な環境対策を北海道や
七飯町に提案。これまでに堆肥散布方法の改善、ヨシ植栽筏の設置
在来水草のヒシ移植による生態学的手法で水質改善に成果を
あげてきた事例を報告しました。







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# by unescoi | 2018-07-18 12:37

第74回日本ユネスコ運動全国大会in函館 ④

ESD活動報告
(持続可能な開発のための教育=ESD)

函館市立日新小学校は全校児童24人の複式学級の小学校です。
この中で4年6年生の児童6人が総合的学習の時間に調べた
地域の戦争遺構について発表しました。

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太平洋戦争期に兵員や武器輸送のために施設されたが、
一度も列車が走らなかった旧井戸線についてや
弾薬庫施設跡などを戦争遺構を調べた結果を発表しましあた。


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環境問題に取り組んでいる北海道七飯(ななえ)高等学校の
ESD取り組みについて科学部に所属している3年生の久保田崇也さんは
大沼に生息している外来生物を調査したことを紹介して
身近な問題を考えることが、世界の問題を考えることに
つながることが分かったと話しました。

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未来遺産運動10周年フォーラム

日本の失われつつある豊かな自然と文化を未来へと残そうとスタートした
「未来遺産運動」がことしで10年を迎えます。

このことに関して、未来遺産委員会の西村幸夫委員長をコーディネーターとした
フォーラム・ディスカッションが行われました。

まず、日本ユネスコ協会連盟の川上千春事務局長から未来遺産運動をスタートさせた
ビジョンとミッション内容や、この10年間に66のプロジェクトが採択され
内22件がユネスコ協会からの推薦によるものであることが報告されました。
※今年度の申し込み締め切りは7月20日(必着)

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この後、2010年に未来遺産に登録された「野生のサケのウヨロ川保全調査・
普及プロジェクト」(NPO法人ウヨロ環境トラスト)の辻昌秀常務理事からの報告。

同じく2010年に登録された「宗谷防人物語」(稚内市歴史・まち研究会)の
富田伸司会長から戦争遺構の修復・保存状況などの報告が行われました。


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ウヨロ川のプロジェクトでは、サケの産卵床の調査、森林の再生運動を
行ってきたが、協賛企業の活動支援と資金的援助や地域内の各プロジェクトとの
連携の大切さを訴えました。また、昨年度は記録的な不漁となったが
この原因として地球の温暖化による海洋環境の変化と沖取り
(公海上の先取漁)が影響していると推測しています。

また、種の保存、持続的サケ漁業をつづけるためにも人工ふ化放流魚だけではなく、
自然産卵魚、中でも野生サケ(先祖も野生サケ)の保護活動、
環境づくりの重要性を訴えました。




宗谷岬から樺太まで40キロあまり国境線近くの稚内は国防の最前線。
藩政時代には会津藩が防人として警備にあたっていたそうです。
その後の樺太の統治時代・敗戦など日本最北端の地、稚内は激動する
歴史の変遷をもろに受けつづけた町でもあります。

稚内市歴史・まち研究会の富田会長は未来遺産プロジェクトの対象となった
昭和30年~40年の底引き網漁全盛時代に財を成した瀬戸常蔵氏の邸宅保存や
旧海軍幕別送信所の修復保全活動について報告しました。



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1931(昭和6)年、旧海軍大湊海軍通信隊稚内派遣隊幕別送信所として新設。
1937(昭和12)年海軍大湊通信隊稚内分遣隊に昇格。

通称「赤れんが通信所」と呼ばれた。

真珠湾攻撃の開戦日を指令する電文(符丁)
「ニイタカヤマ ノボレ 一二〇八 (ヒト フタ マル ハチ)」を
択捉島単冠湾に集結後にハワイに向けて航行中の
南雲機動部隊あてにこの電文を中継打電したと言われています。


※ 通信ルートについてはいろいろな説があるようです。
大本営または連合艦隊の旗艦「長門」からの発信して
呉の送信所を経て船橋送信所(行田無線塔)や
愛知県の依佐味送信所それに長崎の針尾送信所からも
送信されたともいわれていますが、
船橋送信所(短波・中波)からは艦艇向け
依佐味送信所(超長波)からは潜水艦向けに
情報発信されたとの説が真実のようです。(定説)


※ ニイタカヤマ:新高山 3.950m(富士山より高い台湾の山)現「玉山」
 一二〇八(ヒト フタ マル ハチ) : 12月8日 ハワイ攻撃・太平洋戦争開戦日



つづく


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# by unescoi | 2018-07-13 15:15

第74回日本ユネスコ運動全国大会in函館 ③

地域おこしの一環として1988年以降、五稜郭公園で演じられって来た
国内最大規模の市民による歴史劇「函館野外劇」が、ユネスコ全国大会
のためにダイジェスト版と再構成されて披露されました。

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函館野外劇
~野外劇を見れば、世界が見える。歴史の遠眼鏡~

縄文時代、アイヌの住んでいた時代、和人の襲撃、高田屋嘉兵衛と繁栄
黒船来航、五稜郭築城、土方歳三が若くして散った函館戦争、
函館大火と港まつり・・・・函館の歴史が熱演されました。

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国宝「中空土偶」のイラスト画
(函館の地から出土)

※北海道・青森・岩手・秋田の4道県が
「北海道・北東北の縄文遺跡群」のユネスコ世界遺産登録を目指して
チャレンジを続けています。ライバルは新潟県の「金を中心とする佐渡鉱山の遺跡群」。
今月下旬に開かれる国内審査(文化庁の文化審議会)の結論が出る見通しです。


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蝦夷地、アイヌの地して主に漁撈採取を生業に
自然との共生をもって平和に生活を送っていた時代

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生きとし生けるものには「全てに神がやどる」
「縄文の心」「万物共生の心」が改めて注目されてきています。

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高田屋嘉兵衛は函館の良さに気付き港を整備して
函館発展の基礎を築きました。

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高田屋嘉兵衛
江戸時代後期の廻船業、淡路島出身で松前藩の治める
蝦夷地 函館に進出 国後島・択捉島間の航路を開拓
漁場運営と廻船業で巨額の財を築き函館発展の基を築いた。

ロシア艦船に拿捕され抑留生活も経験する・・・

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ペリーの率いる米国艦隊(黒船)が函館に来航
燃料・水・食料の補給のため開港を迫る


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1859年(安政7年)函館は横浜、長崎とともに貿易港として開港する。


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函館戦争 1868-1869(慶応4年ー明治元年)
新政府軍と榎本武揚率いる旧幕府軍との最後の戦い
新選組副長だった土方歳三の最期の地でもあります。


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函館大火などの危機を乗り越えていまに至る函館
北の漁場の拠点港の一つでもあります。
力強くソーラン節を舞います~♪


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アジア太平洋戦争・終戦


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函館 野外劇の公演は今年の初日は7月13日
五稜郭で演じられる75分間の大スペクタクルには
250人余りの市民アクターが参加、
1988年から始まったこのイベントも今年で31回目を迎えるそうです。

つづく



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# by unescoi | 2018-07-12 15:00

第74回日本ユネスコ運動全国大会in函館 ②

基調講演

今大会は北海道博物館の石森秀三館長を迎えての基調講演。
テーマは「文明の心、未開の心」
~人口減少時代における幸福を考える~

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この中で石森館長は、まずは今年で明治150年の節目の年にあたり
明治2年に太政官布告によって蝦夷地が北海道と命名され
「アイヌ地の和人地化」が進められて歴史的背景。

また、人口の長期的トレンドから見て明治維新時には3.330万人台だった
日本の人口が、文明開化、西洋文明を取り入れることによって爆発的に
人口増につながり、アジア太平洋戦争で負けたのにも関わらず、
戦後は平和憲法の下で経済成長を遂げ、2004年12月にはピークの
1億2,784万人に達した事。しかし、この後は高齢化と少子化から人口減少期へ
予測では2030年には1億1,522万人(高齢化率31.8%) 2050年には9,515万人
(高齢化率39.6%)  2100年には4,771万人(高齢化率40.6%)-中位推計
の人口の推移等などから見て、これまでの経済至上主義+仕事中心主義では
日本の将来は破綻すると警鐘を鳴らしました。

また、自然と共生していた縄文時代と稲作によって富収奪と人間の差別化が
生じてきた弥生時代の違いを例に経済至上主義+仕事中心主義を見直し
「新しい文明」の創造・「新しい新しい生き方」の模索の必要性を説きました。


気にかかった言葉

近代文明のパラドックス(逆説)
①衣食足りて礼節を知る
②無限なる欲望と有限なる富 
③貧すれば瀕する or 富すれば鈍する
④ 永遠のいたちごっこ


新しい文明の創造は可能か
新しい生き方の模索

①近代西洋文明の超克
②未開の叡智と東洋の叡智
③禅僧の教え 
※人知れず野辺に咲く、名も知らぬ一凛の花
④リアリズム(現実主義)とロマンティシズム(夢希求主義)
⑤有用(役に立つ経済・仕事)と無用(役に立たない・文化・遊び)
⑥「無用の用」の重要性

つづく


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# by unescoi | 2018-07-11 21:51

第74回日本ユネスコ運動全国大会in函館 ①

74回を数える日本ユネスコ運動全国大会が、7月7日8日の両日
函館市芸術ホールで開催されました。大会には大会には全国105の
ユネスコ協会・クラブなどから550余名の 会員が参加しました。
北海道での開催は2014年の知床に次いで2度目です。


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開催に先立ち全日本アンサンブルコンテストで金賞を受賞している
北斗市立上磯中学校吹奏楽部の皆さん、100名編成が
MontFuji(富士山)~北斎の版画に触発されて~ 真島俊夫作曲
ふるさと(嵐)YouthCase作曲 郷間幹男編曲、
ソーラン・ファンク(北海道民謡)星出尚志編曲を演奏
大会開催に華を添えてくれました。


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手話を交えての演奏に演奏に
会場から鳴りやまぬ盛大な拍手がおくられていました。

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開会式

式には来賓として外務省大臣官房国際文化協力室長、文部科学省国際統括官、
北海道知事、函館市長、中国ユネスコ協クラブ連盟会長、韓国ユネスコ協会連盟会長、
主催者側の日本ユネスコ協会連盟、北海道ユネスコ連絡協議会、函館ユネスコ協会の
各会長が登壇して進められました。この中で日本ユネスコ協会連盟の大橋洋治会長は
「函館の歴史や文化を学び、これから将来を担ってゆく若者たちに平和と共生の重要性を
発信して行きたい」述べました。また、今年で10年目を迎える「未来遺産運動」にも触れ
10年の成果などを検証し今後の展望に生かして行きたい」挨拶しました。

この後、初日は北海道博物館館長の石森秀三氏による基調講演。
函館野外劇と映像による構成劇 ~野外劇を見れば、世界が見える。歴史の遠眼鏡~
函館市立日新小学校と北海道七飯高等学校によるESD活動報告がありました。

詳しくは次回以降,順次掲載・・・

つづく








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# by unescoi | 2018-07-11 12:50